早稲田大学高等学院

傾向と対策

 

Alma Materは早慶附属合格率100%!

(うち1名は早稲田佐賀のみ合格)

 

そんなAlma Materが今回は早稲田大学本庄高等学院の傾向と対策について公開します!

 

早稲田大学高等学院 英語

 入試の傾向が大きく変わってきている。平成30年を除き、12年以上長文のみの出題だったが、最新の入試では、文法の独立問題・英語のチラシを見て設問に答える問題が出題された。さらに、長文を読んで感想を英文で書く問題も新しく追加された。

 

 文法の独立問題が増えたことにより、今までよりもさらに難易度の高い文法の知識が必要になり、英作文が増えたことによって、記述力も必要になってきた。この英作文の記述の際、暗記している構文を使い、文法ミスによる減点を0にする。この時、構文を単体で暗記をするのは非常に非効率的である。普段の単語の勉強で用いている単語帳の例文の構文をそのまま暗記すると、新出単語と構文を同時に勉強でき、非常に効率がいい。

 

 もし、今まで単語の暗記と同時に英文の構文を覚えてこなかったのであれば、至急構文のストックを増やし、その構文をそのまま英作文の時に使えるようにすること。塾で単語の意味しか載っていない単語帳や、1つの例文につき1つしか新出単語が載っていないような単語帳を配布されている場合は、自分で1つの例文につき複数の新出単語が載っている単語帳を自分で別途用意するのが良い。

 

 

早稲田大学高等学院 数学

 合格ラインや平均点が非公表であるが、数学を得点源にして早慶附属や日比谷に合格する受験生は満点を狙わなきゃいけない学校といえる。現にこれまでの歴代の合格者の中で数学を得意としている生徒は、過去問で最低でも8割を切ることはなかった。

 

過去問一年分単体で見ると、図形に偏っていたり、場合の数・確率に偏っていたりする年度もよくあるため、苦手な単元があると過去問で点数が取れていても、苦手な単元に当たってしまうと、想定外に入試本番ひどい点数を取りかねないので、過去問が良くても注意しておくこと。

 

難関校対策の問題集に掲載されているものはすべて完璧にしたうえで、1998年以降の過去問も全てやっておくと、2017年以降は、最低でも半分以上の問題は即答できるようになるので、解答時間にも余裕ができ始め、点数も最低でも7割は確実に超える。ただし、完璧とは解き方の丸暗記ではなく、なぜその解き方が思いつくのかということや、数ある別解の中でそれぞれの解き方の優位性まで理解しておく必要があるので、市販の過去問集では掲載年数も、別解の数も足りないので、塾の先生に別途用意してもらおう。

 

 外部の方へのこれ以上の公表は、大きく合否に影響するため割愛する。

 

 

早稲田大学高等学院 国語

 

~現代文~

 最新の入試の🈩では東日本大震災の復興を題材に、特にナショナリズムに支えられた国力について論じられた文章が出題された。「構造改革を支える新自由主義のイデオロギーは利己主義的な個人や企業で構成され、筆者の定義するいわゆる国民は存在しない。」という論調。

 

 🈔では、贈り物と商品という身近にある二つのものの境界の動的不安性に注目して、贈与と売買という全く違う行為をもとに世界の現実は物を介したコミュニケーションによって作り出されているという文章であった。

 

 これらのテーマについて読みやすいと感じるか読みにくいと感じるかは普段の勉強の目的によって差がつく。具体的には、模擬試験で成績を伸ばすことに注目するとなかなか触れることのないテーマだが、トップレベルの高校受験に合格することを目的とする授業であればよく出てくるテーマであるのだ。

 

 先ほど述べたように、しっかりと受験合格を目的に勉強をつんでいれば本文のテーマ、内容の理解はトップレベルの受験生にとっては簡単である。だが、普段の学習で、本文の内容が大まかにつかめていればokというスタンスで勉強していれば大変危険である。なぜなら本文が簡単でも、選択肢が表面的に本文に書いてあるようなものが間違いで、一見全然本文に書いていないような言葉遣いや表現をされている選択肢が正解のパターンがよくあるからだ。最初の一行から最後の一行までの完全な理解が不可欠となる。(小論文の練習が本文の完全な理解にも役立つので、早い学年のうちからの対策をお勧めする。)傍線部の前後に注目した中途半端な理解をどれだけ繰り返していても、早稲田大学高等学院では一切通用しないように作られているので注意が必要だ。扱われる出典の範囲としては、社会情勢については現代のみで構わないが、文化・芸術などを論じた文章は50年前の文章も出ることもあるので、偏りのない練習が必要となる。

 

~古文~

 古文は平安・鎌倉時代が頻出のため、時間のない受験生は時代を絞って学習すると入試本番練習した文章が本番出る確率は飛躍的に向上する。