日比谷高校

入試の傾向と対策

 

AlmaMaterは日比谷高校合格率67%

 

そんなAlmaMaterが今回、都立No.1の日比谷高校の傾向と対策を科目ごとにお伝えします。

 

日比谷高校 一般入試

日比谷高校はこんな傾向!

 

日比谷高校の傾向の前に、、

日比谷高校に合格することを考えて戦略的に残りの期間を過ごすためには、本番どのような仕組みで選抜を行うかを知ることが不可欠となります。

1000点満点にする仕組みや、換算内申の方法がわからない方は、下のYouTube動画で解説しておりますのでご参照いただいたうえで日比谷高校の傾向をご覧ください。

 

さて、選抜の仕組みを理解したところで学校の内申がオール3,4,5それぞれの場合について、本番どれくらい得点できれば合格できるのかをご覧ください。

日比谷高校 都立高校 合格 内申
日比谷高校 都立高校 合格 内申
日比谷高校 都立高校 合格 内申

 合格者の大半は限りなく、上記のオール5のパターンである。すなわち限りなくオール5に近く、共通入試と同様の問題である理社・リスニングは夏には満点近くに仕上がっている。その上で最後の追い込みの時期に、私立入試ともかぶり、しっかり差がつく3科目の勉強に取り組み続け、厳しい年でも6割をキープできるように日比谷レベルで苦手を消す勉強をする。この王道パターンに一学期の時点で乗っている受験生は、3科目の勉強を日比谷に合わせて仕上げれば、合格は盤石なものになるでしょう。

 

 問題は、下の図の一学期パターンからの逆転合格を狙う場合である。よくある失敗例として、上記で説明した王道パターンに憧れ目先の内申だけ上げに行き、良くて内申2ポイント上がり、受験生活の大事な終盤の時期を棒に振ってしまうことがある。奇跡的にオール5になっても、下図一学期パターンの学力では結局不合格となります。

高校受験 日比谷高校 合格法
日比谷高校 合格 内申 

 

結論、一学期の内申はキープすることに留め、学力試験でしっかり各自の合格ラインを超える勉強を戦略的に進めることが合格への道と言えるでしょう。本番の試験で約4点上げることと内申1ポイント上げることが1000点満点では同じ扱いになります。

日比谷高校 内申 合格できる 点数 都立最難関

 

ここからは、各科目別に対策や傾向をご説明します。

 

日比谷高校 英語

英作文12点は、普段単語を覚えるときに一緒に暗記してきた構文を必ず使って書くことにより、減点されない文を作る。書きたいことを書いてしまい、英語としての間違いが散見されるとすぐに0点になるので注意。一問一答で単語を覚えてきてしまった生徒は、直ちに使える構文のストックの拡充をすること。設問の種類が豊富であるため、各設問の解き方を確立したうえで練習すること。

 

日比谷高校 数学

難易度の高い典型問題を単元に関わらず完璧にしていけば、簡単に60点は超える。その典型問題を通して、なぜその解法を選択するのかと意図まで理解して学習し思考力も鍛えると、安定して90点が狙える。このプラス30点が内申約7ポイント分に当たる。

 

日比谷高校 国語

常用漢字2,136字は完璧にしまずは20点を確保。作文の15点は特に難しいものは求められないので、満点をもらえる模範解答の型にはめて書けるように準備すること。読解の解答根拠は平易だが、選択肢が引っかかりやすいので、間違いの選択肢を選んでしまう不安定な解き方から早く抜け出すこと。

 

日比谷高校 推薦入試

 

~調査書~

オール5の出願者が少なくとも定員と同人数、多い年では2倍程度いる。

→オール5がほぼ必須

 

~面接~

過去に聞かれている質問事項が毎年ほぼ一定のため、一問一答で加点につながる模範解答を暗記しておき、その上で、それを滞りなく伝えられるように準備を進めておく。

→普段指導してもらっている先生に、質問事項とともに模範的な解答も一緒に考えてもらう。特に「時事問題・一般常識」・「グローバルリーダーとして必要なものは」などは社会人でも大半は対応できないくらいのレベルまで求められるので、継続して対策していく。また、模範的な解答を答えても、さらに深く突っ込んだ質問をされるので、生じ得るあらゆるパターンを想定したうえでむしろ、質問事項を誘導するくらいまで準備しておく。

 

~集団討論~

「私たちは何のために学ぶのか」など、根源的な質問がされる。

 

→好きな答えを好きなように答えるのではなく、あくまで試験であり合格することを目的とすることを確認する。どんなテーマで聞かれても日比谷高校の採点基準に合わせた考えを述べられるように準備しておく。その上で、他人と協調していくことが求められる試験のため、能力が高すぎる人や逆にクラッシャータイプなど、第三者の存在の想定外も想定内に変えておく準備をする。

 

~小論文~

【過去問】福祉レジーム論の3類型の代表である自由主義国家のアメリカ合衆国、社会主義国家のスウェーデン、保守主義的福祉国家のフランスにおける「所得格差」及び「政府の格差是正」に関する国民意識調査の結果を基にして、「これからの日本の社会保障の負担と給付のバランスをどうすべきか」自分の考えを述べなさい。

→論文を書く能力に限らず、資料の読み取り能力など全ての能力をトップ校レベルに仕上げておく。詳細な対策は、小論文対策・または受験相談でご相談ください。